2006年09月06日(水)
日本山岳会SP翠山会・山行48 南アルプス不動岳 月明 1


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日本山岳会SP翠山会・山行48
南アルプス不動岳 月明 1
寸又川支流、逆河内の林道17キロのあたりから西南の方向に、なだらかな稜線を引いてよく目立つ大きな山容が見える。標高2,171㍍の不動岳だ。登山道としては水窪側から戸中の林道をたどってゲートから7キロの地点に登山口がある。5月3日、午前6時45分水窪ダムをバイクで発つ。寒い。頂上付近にはまだ雪が残っているだろう。7時30分、ゲートより5キロ標識の場所で大きな落石。バイクでも通過できない、仕方がない歩くとするか、あと2キロだけだ。少し戻って開けた場所にバイクを置いて歩き出す。落石の上を乗り越えていくが岩の断面が鋭くて手をつくのが怖い。ほどなく黒法師岳登山口、連休だからこの山に登る人はたくさんいることだろう。葵沢を渡って小屋の前で水を汲む、2リットルのペットボトル2本に水を満杯にする。ついでにおにぎりを一個腹に収める。8時15分、登山口の指導標から植林帯の中を登り始める。暑い。のどが激しく渇きそうな天候だ。荷物の重さが20キロぐらいはあるはずだ。水が4リットルにテント、シュラフ、ウィスキーがボトル一本、チーズやサラミ、鍋にコンロ。今夜は2,009㍍の鹿ノ平に泊まる予定なのでゆっくり行けばいいのだが、重さがこたえる、早く軽くしなくては。30分も登ると天然林になるが笹が姿を現してくる。汗がすごいので水をどんどん飲んでいく。4リットルあるからなくなることはないだろうが、飲む量もかなりのものだ。笹と雑木の急な登りを赤いテープの目印を頼りに進んでいく。テープがなかったらとても登れる自信はない。よく付けたものだ、どんな人たちが付けたのだろうか。11時、1,863㍍のガレの頭に出る、眺めがいい。右からバラ谷の頭、黒法師、丸盆、鎌崩(かまなぎ)とよく見える。だんだん笹が深くなり、傾斜も急になってくる、残雪も出てきだした、笹につかまりながら体を持ち上げていく。最後の急傾斜を登って12時ちょうど、鎌崩の頭に出た。少し南にいった鎌崩岳山頂にはかなりの雪がある。鎌崩の頭から緩やかに上下する尾根を北に向かっていく、雪に足を踏み入れるとスッポリ膝までもぐってしまう。雪を避けながら踏み跡とテープを頼りに尾根をすすむ。正面に鹿ノ平が見える。不動岳山頂はそのむこうだ。鹿ノ平直前で笹が深くなる、踏み跡もわからない。平泳ぎの要領で笹を手で後ろに押しやりながら体を前に進める、「やぶ漕ぎ」とはよく言ったものだ。尾根西側の笹の切れ目を通って12時45分、鹿の平に入る。一面の笹薮、右手のくぼ地には笹がなく鹿の足跡がたくさんついている。鹿ノ平の名前どおり鹿がたくさん出てくるのだろう。

南アルプス不動岳 月明 1
寸又川支流、逆河内の林道17キロのあたりから西南の方向に、なだらかな稜線を引いてよく目立つ大きな山容が見える。標高2,171㍍の不動岳だ。登山道としては水窪側から戸中の林道をたどってゲートから7キロの地点に登山口がある。5月3日、午前6時45分水窪ダムをバイクで発つ。寒い。頂上付近にはまだ雪が残っているだろう。7時30分、ゲートより5キロ標識の場所で大きな落石。バイクでも通過できない、仕方がない歩くとするか、あと2キロだけだ。少し戻って開けた場所にバイクを置いて歩き出す。落石の上を乗り越えていくが岩の断面が鋭くて手をつくのが怖い。ほどなく黒法師岳登山口、連休だからこの山に登る人はたくさんいることだろう。葵沢を渡って小屋の前で水を汲む、2リットルのペットボトル2本に水を満杯にする。ついでにおにぎりを一個腹に収める。8時15分、登山口の指導標から植林帯の中を登り始める。暑い。のどが激しく渇きそうな天候だ。荷物の重さが20キロぐらいはあるはずだ。水が4リットルにテント、シュラフ、ウィスキーがボトル一本、チーズやサラミ、鍋にコンロ。今夜は2,009㍍の鹿ノ平に泊まる予定なのでゆっくり行けばいいのだが、重さがこたえる、早く軽くしなくては。30分も登ると天然林になるが笹が姿を現してくる。汗がすごいので水をどんどん飲んでいく。4リットルあるからなくなることはないだろうが、飲む量もかなりのものだ。笹と雑木の急な登りを赤いテープの目印を頼りに進んでいく。テープがなかったらとても登れる自信はない。よく付けたものだ、どんな人たちが付けたのだろうか。11時、1,863㍍のガレの頭に出る、眺めがいい。右からバラ谷の頭、黒法師、丸盆、鎌崩(かまなぎ)とよく見える。だんだん笹が深くなり、傾斜も急になってくる、残雪も出てきだした、笹につかまりながら体を持ち上げていく。最後の急傾斜を登って12時ちょうど、鎌崩の頭に出た。少し南にいった鎌崩岳山頂にはかなりの雪がある。鎌崩の頭から緩やかに上下する尾根を北に向かっていく、雪に足を踏み入れるとスッポリ膝までもぐってしまう。雪を避けながら踏み跡とテープを頼りに尾根をすすむ。正面に鹿ノ平が見える。不動岳山頂はそのむこうだ。鹿ノ平直前で笹が深くなる、踏み跡もわからない。平泳ぎの要領で笹を手で後ろに押しやりながら体を前に進める、「やぶ漕ぎ」とはよく言ったものだ。尾根西側の笹の切れ目を通って12時45分、鹿の平に入る。一面の笹薮、右手のくぼ地には笹がなく鹿の足跡がたくさんついている。鹿ノ平の名前どおり鹿がたくさん出てくるのだろう。

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